沖縄そばとラーメンの違いや「そば」と表記する理由を詳しくご紹介します!
沖縄そばとラーメンの違いが知りたい。
食べた感触やのどごしは、まさにラーメン。
原料が違うのか、製法が違うのか、沖縄そばとラーメンの違いは何でしょうか。
今回は、沖縄そばとラーメンの違いや「そば」と表記する理由をまとめました。
ちなみに、沖縄そばは「ソーキそば」ともいわれており、これを読めば、納得!ちむどんどんの知識も増えますよ~。
沖縄そばとラーメンの違い!
さっそく、沖縄そばとラーメンの違いから。
誰もが思う沖縄そばとラーメンの違いは原料の違いを知りたいはず。
沖縄そばも、ラーメンも、どちらも麺の原料は小麦粉です。
小麦粉を原料とし、薪を燃やしてアクを加えて作った麺でまったく同じものなのです。
製法に関しても、沖縄そばも、ラーメンも「かん水」を使用してモチモチの食感を作り出しています。
しいて言えば、沖縄そば麺は茹でた後は常温冷却することで生麺とは違った、アッサリ感があります。
また、沖縄そばはカツオ節を使った和風出汁で、うどんツユに近い風味なことも、ラーメンとは大きく違いますね。
飲み助が多い沖縄県人が、シメや翌朝でもサッパリ食べられるように工夫されているのです。
あれ?中華麺なのに「そば」という表記は大丈夫なの?
沖縄そばの表記には、深い歴史がありました。
沖縄そばはなぜ「そば」と表記するのか?
沖縄そばはラーメンと同じ原料なのに、なぜ「そば」と表記するのでしょうか。
沖縄そばは、沖縄が本土返還されて6年後に、「沖縄そば」という名称が正式に国に認可されており、1978年10月17日に由来しています。
沖縄そばの起源は、中国から渡ってきた人が考案し、那覇のお店のメニューとして出されていたことが始まりです。
冒頭でもお伝えしたとおり、中華麺と同じ原料なのに、当時は「すば」とか、「支那すば」と呼んでいたようです。
その昔には、小麦粉が高価だったため、宮廷料理として食されており庶民が気軽に食べられるようになったのは大正時代以降とされています。
1916年(大正5)に那覇警察の指導で、「琉球そば」に変更するように求められましたが、定着しませんでした。
戦後に入ってから、現在の呼び名である「沖縄そば」となっています。
そして、1978年10月17日に「沖縄そば」という名称が正式に国に認可されています。
ちなみに「沖縄そばの日」が10月17日なのは、こうした理由からです。
沖縄そばには、深~い歴史があったんですね。
沖縄そばの定番と種類
沖縄そばは、日々進化しており、定番とされるベーシックな沖縄そばと、いくつかの沖縄そばをご紹介しておきますね。
本来のベーシックな沖縄そばは、塩をベースにした薄味のスープに「ネギ」、「紅ショウガ」「かまぼこの薄切り」の具材を用いたスタイルがスタンダードとなっています。
また、各家庭や定食屋独自の特色を出すために、「あおさ(海藻の一種)」がトッピングされていることもあります。
沖縄そばにはラフテーがトッピングされているのが一般的ですが、厳密に分類すると別物になるわけです。
最近では、原料や製法がラーメンと変わらないので、豚骨清湯とカツオダシをブレンドした沖縄そばも登場しています。
また、麺の進化もあり、うどんのような「平打ち麺」だったり、ラーメンのような「ちぢれ麺」もあったりします。
つまり、「沖縄そば」とは、カツオ節を使った出汁に、沖縄ならでわの具材をトッピングした品を総称した呼び名となっています。
まとめ
沖縄そばとラーメンの違いは、沖縄そばのスープはカツオ出汁。
そして、乗せる具材の違いだけでした。
沖縄そばの麺はラーメンとまったく同じなのです。
沖縄そばは、カツオ出汁の和風スープのラーメンといったところでしょうか。
今回は、沖縄そばとラーメンの違いや「そば」と表記する理由をご紹介しました。
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